絵、ドット、文字、数字などが描かれたカードを高速(1枚1秒以下)かつ連続で見せることで幼児の能力を鍛えるためのツールです。七田式教育では「4つの重要な働き」として以下の4つを上げています。
(1) 脳を活性化する(右脳強化)
(2) 瞬間記憶を育てる(イメージ記録)
(3) 右脳と左脳の関係性を深める
(4) 一つひとつの言葉が認識できる
といった声が利用者から上がっています。
計算力、記憶力、筋力、反射神経など、すべての能力は高いに越したことはありません。しかし、過剰な訓練は必ず副作用を生みます。
・学習メソッドの定番である公文式でも考える力の低下が懸念
・室伏選手の高校時代は父親から筋トレを禁止されていた
・イチロー選手は関節の伸ばしすぎはパフォーマンスを下げると発言
・1つのスポーツしか経験していない選手は故障する可能性が高い
これらの事例のように能力はバランスよく伸ばす必要があるのです。
フラッシュカードのように開発領域の狭いツールをやりすぎると子供が偏った価値観を持ちやすくなってしまいます。それは、記憶力至上主義、速度至上主義、他人を見下しやすいといったものです。
また、大きな視野で物事を見れずに自分の得意な領域だけに固執してしまいます。
・感情を込めた読み聞かせ
・実物を見学(散歩、公園、動物園など)
・ゲームや遊びによる他者との関わり合い
こういったものと組み合わせれば弊害を起こすことなく子供にとって有益なツールになります。七田式フラッシュカードだけでなく偏った教育は子供の可能性を狭めてしまいます。バランスのよい幼児教育を心掛けてください。